2019年1月21日
各 位
医学メディアセンター長 西脇 祐司
習志野メディアセンター長 渋谷 寛
いわゆる「ハゲタカ学会」にご注意ください
近年,オープンアクセスジャーナルの増加とともに,著者からAPC:Article
Processing Chargeを搾取しようとする,いわゆる「ハゲタカ・ジャーナル」が
問題になっていますが,最近では「ハゲタカ学会」の台頭という新たな問題が
浮上しています。
1月19日(土)付け毎日新聞朝刊に「何でも発表ハゲタカ学会」という記事が
掲載されました(毎日新聞のウェブサイトでは「国際ハゲタカ学会」横行
料金払えば審査なく参加 「業績」ではく付け)。
https://mainichi.jp/articles/20190119/k00/00m/040/008000c?inb=ys
「ハゲタカ学会」は,参加料で利益を得ることを目的に国内外で開催されて
います。記事によると,その特徴は”無関係の複数分野にまたがる学会を合同で
開く▽参加を勧誘するメールを不特定多数に送る▽ホームページに運営者情報が
明記されていない▽発表概要の審査が異常に速い”とのことです。
このような学会での発表が記録されることで,逆に自身の研究業績に傷がつく
怖れもあります。学術集会への参加や研究発表先を検討する際には,くれぐれも
「ハゲタカ学会」にご注意ください。
■メディアセンターでは,「ハゲタカ学会」に関する情報をウェブサイトにて公
開しております。どうぞ参考にしてください。
https://www.mnc.toho-u.ac.jp/mc/oa_pc.php
■研究者が信頼できる学術集会に参加,研究発表をすることを支援する目的で作
成されている以下URLページが参考になります。
Think,Check,Attend の 3 つのステップにまとめています。
https://thinkcheckattend.org/
■ハゲタカ・ジャーナルについては,以下をご覧ください。
https://www.mnc.toho-u.ac.jp/mc/oa.php
以上